「もう無理。こんな職場辞めてやる!」そう考えているあなた。孤立した職場でギリギリの精神状態なのはわかります。
しかし、ちょっと待ってください。準備もしないで退職した人は、理想の職場に就けないことが多いです。
冷静に考えれば、『職場に馴染んで、給料や休日など待遇にも不満のない会社で働くこと』があなたの理想ですよね。
感情で辞めてしまうと、職場には馴染めても、待遇が不満で結局ストレスを感じることになるかもしれません。職場にも馴染めず、待遇も不満という最悪のケースも考えられます。
孤立した職場から今すぐ逃げ出したくなったらやるべき3つのことを確認して、あなたの理想の職場に転職しましょう。
孤立職場から今すぐ逃げ出したくなったらやるべき3つのこと

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同じ空間にいることが苦痛でしかない孤立職場。そんな職場に『あなたの人生が狂わされるかもしれない』と思うと吐き気がしませんか?
準備をしないで逃げ出して、負のスパイラルに陥ってしまった方がたくさんいます。
孤立した職場を辞めるなら、今の職場を踏み台にしてでもあなたが幸せになる事を一番に考えることが重要です。
厚生労働省が発表している「ニートの実態及び支援策に関する調査研究報告書」を見ると、68.7%の人が「仕事を生きがいとしたい」と回答し、82.8%の人が「仕事をしていないとうしろめたい」と回答していて、ストレスを感じて生活しているのが分かります。
準備もなしに仕事を辞めてしまうと、ニートの状態になりストレスを抱えることになることを忘れてはいけません。
3か月後に今の職場の環境が変化しているか想像してみる
今の職場で給料や休日など待遇に不満がないのであれば、まずやるべきことは『3か月後の環境の変化』を想像することです。
- あなたを孤立させている原因の人がいなくならないか?
- あなたが移動する予定はないか?
- 新人が入る予定はないか?
上記のようなことを想像して環境が変わる可能性を考える目的は、転職活動に一歩踏み出すためです。
「こんな孤立した職場嫌だ」という気持ちと「仕事だと割り切ろう」という二つの気持ちに揺れている間にココロの病気になる方がいます。給与面の待遇などに不満がない方に特に多いです。
あなたの職場に馴染む努力が報われず、3か月後にも同じ環境しか想像できないのであれば、ココロが折れる前に転職活動をはじめることをオススメします。
転職活動をはじめてみる
職場に行くのが苦痛なあなたは、すでに求人サイトやハローワークのインターネットサービスを見ているでしょう。
そこから一歩踏み出して、実際に履歴書を書いて応募してみましょう。
孤立した職場による終わりの見えないストレスが、転職先が決まるまでと、先が見えるようになることで精神のバランスがとれるようになります。
また、一歩踏み出した自分をほめてあげることで、自己肯定感を高めることも大事です。精神論になってしまいますが、転職活動はどれだけメンタルを保って行動できたかで結果が変わる方がたくさんいるのも事実です。
コチラの「【孤独感で退職した体験談】退職を決意した理由や成功体験談、転職後の反省点とは?」で孤立から転職をした方の体験談をまとめてますので参考にしてください。
すぐ退職しても生活していけるか考える
貯蓄が十分にあり、退職しても生活に当分困らないのであれば問題ありません。しかし、自分の力だけでは生活していけない不安がある場合は、在職しながら転職活動をするべきです。
仕事を辞めてはじめてわかることがあります。それは『人の役に立つこと』で自分を保っているということです。
退職後の転職活動中は、『他の誰かのためになること』をできる機会が圧倒的に少なくなります。
ただでさえ、転職活動中はココロのバランスが乱れてしまうのに、生活費も家族に頼ることになってしまうと、『誰にも必要とされていない』『迷惑ばかりかけている』と考えることになるでしょう。
たとえ、周りが応援してくれていても同じです。孤立した職場にいるのはツラいですが、仕事を辞めて誰の役に立てないのもツラいのです。
『今の職場で給料をもらいながら転職活動をすることはメリットだ』と考えを変えて、転職活動をはじめましょう。
ネガティブな理由でも今すぐ転職するためにオススメな2つの方法

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転職方法は主に
- 知人からの紹介
- ハローワークで探す
- 求人雑誌から探す
- 転職エージェントを利用する
- 転職サイトに登録する
があります。
知人が転職先企業の内情を知っていて、そのうえであなたにオススメしてくれるのが最も安心してできる転職でしょう。しかし、そんなに上手くいくことは稀です。
現実的に考えると「ハローワーク」「求人雑誌」「転職エージェント」「転職サイト」の4つの中から選んで探すことになります。
ハローワークでも言われることですが、『転職活動は複数の方法を同時におこなっていく』ということが基本になります。
特にハローワークだけに頼るのはオススメできません。ハローワークは無料で求人募集を掲載できるので、ブラック企業も混ざっています。一番怖いのは、ハローワークの担当者が企業のことを全くと言っていいほど知らないので、平気でブラック企業を進めてくることがあるということです。
また、ハローワークは地元企業が多く、インターネットでも情報を集められないというデメリットがあります。
複数の方法を同時並行で行っていくことで、理想の職場を見つけましょう。
【イチオシ】 転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、あなたに対して一人の担当がつき、転職をトータルサポートしてくれるのが特徴です。
転職エージェントを利用したことがある方はまだ少ないかもしれません。「転職エージェントは敷居が高そう」「わたしが登録しても紹介してくれないかもしれない」と思ってませんか?
そんなことはありません。転職エージェントは、転職希望者の特徴を見極め、企業に効果的なアプローチをするノウハウをもった転職のプロです。
職務経歴書ひとつとっても、どのような書き方で、どこの部分をアピールするのが有効か知っているので、あなたに合ったアドバイスをくれるのは心強いです。
転職エージェントからアドバイスされたことは、ハローワークや転職サイトで応募した場合も役立つという大きなメリットがあります。
【オススメ】 転職サイトに登録する
圧倒的な求人数を誇る転職サイトは登録しておいて損はありません。気軽に利用できて、あなたのペースで転職活動できるのもメリットです。
ただ、求人数が多いのでどれに応募しようか迷って立ち止まってしまう方も少なくありません。しかし、ある程度大きい企業の求人が多いので、インターネットで会社の情報を入手できることがほとんどです。
ほかにも、あなたが登録した職歴やスキルを見て「スカウトメール」が届くこともあります。「スカウトメール」は『あなたが欲しい』と企業が名指しで送るものなので、あなたの条件と合致している企業からであれば、転職が高い確率で決まったといえます。
選択肢の一つとして、転職サイトは外せません。
ネガティブな転職には転職エージェントがオススメ
ネガティブな理由から転職を希望しているあなたに転職エージェントをオススメする理由はコチラです。
『転職エージェントにはたくさんの転職を成功させてきた経験値がある』
面接の際に話す退職理由にしても、あなたが考えた言葉では信用してもらえないかもしれません。しかし、転職エージェントは応募企業に対してプラスに受け取ってもらうためのノウハウを持っています。
また、転職先が決まり今の孤立した職場を辞めるときの、退職理由や事務手続きに関してもサポートしてくれるので心強いですよね。
そして何より、転職活動中の不安な心境を知っているので、どのように対処すればいいかをアドバイスもらえます。
まず今の状況を変えたいなら『転職エージェント』に登録してみることをオススメします。
満足度が高い転職先をみつけた人の3つの条件

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在職中の転職活動
無職の就職活動はキツイです。すぐに良い職場が見つかればいいですが、転職先が見つかるまでに時間がかかった場合は最悪です。
退職後1週間くらいは大丈夫ですが、それを過ぎると『時間はあるのに不安がつきまとって何もできない』という精神状態に追い込まれてしまいます。
転職活動自体は一日のなかでできることが限られています。毎日応募して、毎日面接を受けることはかなり頑張っても難しいでしょう。
時間ができたら見ようと思っていたDVDの内容も頭に入らず、「転職先が見つからないんじゃないか?」「自分は何もできない」とネガティブなことがグルグル頭の中をめぐって、フットワークが重くなってしまいます。
満足できる転職先を見つけた方の7~8割は在職中に活動していることを覚えておきましょう。
4か月分の生活資金を確保した転職活動
孤独感からココロが折れてしまって退職された方の中で、4か月生活できるだけの貯蓄があった方は、理想の職場に就いていることが多いです。
なぜ4か月分かというと、自己都合の退職場合、失業手当が支給されるのが申請をしてから3か月後だからです。
手続きには離職票が必要なので、辞めた職場がすぐに離職票発行の手続きをしてくれないと失業手当の申請が遅くなるので、少し余裕をもって4か月分の貯蓄があると安心です。
失業手当は基本的に90日間もらえますので、貯蓄とあわせて7か月間は生活費の心配なく転職活動ができることになります。
焦ってブラック企業に入らないためにも、退職する場合は4か月分の生活資金を確保しておいてください。
相談できる環境のある転職活動
学生時代の就職活動は、周りに同じ状況の仲間がたくさんいて、情報交換の場がありました。
しかし転職活動は違います。周りにおなじ時期に転職活動している人がいることはまれです。家族や恋人の支えがあっても、ふとしたときに不安が襲ってきて孤独を感じてしまいます。
転職のモチベーションを維持できないと、だんだん行動が遅くなっていき良い会社を逃すことにつながります。
そのためにも転職について相談できる環境が必要になってきます。職務経歴書の書き方ひとつにしても、経験豊富な相談相手がいないと「これでいいのかな。」「こんな内容ではダメじゃないか。」と考えてしまい、一歩踏み出すのが遅れてしまいます。
フットワーク軽く転職活動を行なうためにも、相談できる環境がある転職活動はかなり重要です。
新しい職場で孤立しないための馴染むコツ

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新しい職場でも馴染めないかもしれない。そのように不安になるのはみんな同じです。
ただ、最初を間違えなければ大丈夫です。「早く馴染みたい」という思いから、仕事を覚える前に積極的に話しかけるのは危ないです。周りから危険人物かもしれないと警戒されかねません。
自分から話しかけるのが苦手な人も心配いりません。基本的なことが出来ていれば職場で孤立することはまずありません。
コチラの「【新しい職場にすぐ馴染める】誰でも簡単に出実践できる3つのポイント」に新しい職場に馴染む基本をまとめていますので参考にしてください。
また、コチラの「職場で孤立している7つの原因とすぐに抜けだす対処法」で孤立している人の特徴をまとめてますので、あわせて読んでおくと、新しい職場で孤立する確率は激減するでしょう。
まとめ
孤立職場から今すぐ辞めたくなったら、『転職活動をはじめる』ことをオススメします。
転職活動中は『精神バランスを崩しやすい』ということを知らずに退職して、後悔している人はたくさんいます。あなたにはこれ以上ツライ思いをしてほしくありません。
今の職場の孤立した環境がどうにもならないのであれば、その職場を踏み台にして、あなたの理想の職場に転職しましょう。
迷って一歩踏み出せないでいると、どんどんチャンスが通り過ぎてしまいますよ。