「新しい職場で馴染めなかったらどうしよう?」
そんな不安ありませんか?新しいことに挑戦するときはドキドキしますよね。
でもそんな心配はいりません。新しい職場馴染むためには、たった3つのことに注意するだけで大丈夫です。決して難しく考える必要はありません。
この記事では、「新しい職場での人間関係に不安を感じている方」にオススメできる職場に馴染むコツを紹介します。
新しい職場に馴染むために実践したい3つのこと

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職場に馴染むために積み重ねが大事ですが、出来るだけ早く周りに溶け込みたいですよね?
そのために必要なのが、『印象をよくすること』です。「そんなの知ってるよ。」と言われそうですが、当たり前のことを意識してやることが『印象をよくすること』の第一歩です。
当たり前すぎることをしっかりやっていれば、今までの孤独な職場がウソのように馴染むことが出来ますよ。
笑顔で挨拶をする
笑顔で挨拶することは基本中の基本ですがとても大事です。人は明るい表情をしている人に対して友好的な感情を持ちます。
あなたの周りの友人がたくさんいる方を思い浮かべてみてください。その方は常に笑顔でいるはずです。
また、笑顔には自分の気持ちを前向きにしてくれる効果もあります。笑顔で挨拶することで、あなたの仕事へのモチベーションも上げることができます。相手にも自分にも効果のある笑顔を利用しないのはちょっと損しています。
新しい職場では、覚えることがたくさんあるので常に笑顔でいるのは難しいと思います。なので、まず挨拶は笑顔ですることを意識しましょう。
顔と苗字を覚え、苗字で呼ぶことを意識する
「○○さん、資料の確認お願いします。」や「ご説明頂きありがとうございます。○○さん」のように、意識的に相手の苗字を呼ぶようにします。
これは『ネームコーリング』という心理テクニックの一つです。苗字を呼ぶことによって「この人は私のことを信頼してくれているみたいだ。」と相手が感じて、あなたの印象が良くなります。
あまり知らないのに苗字を呼ぶのは失礼なんじゃないかと考える方がいますが、全く逆効果です。相手が壁を感じて馴染むまで時間がかかることになります。
また、役職がついている人に対しては「○○課長」などのように、苗字+役職で呼ぶようにしましょう。周りの人が「課長」と役職だけで呼んでいても苗字+役職で呼ぶことで、相手にグッと親近感を感じてもらうこともできます。
名前を覚えることが苦手な方は、オリジナルの席表を作ったり、名前と特徴をメモするなどして必ず早いうちに全員の名前を覚えるようにしましょう。
人間関係よりまず仕事を覚えることに集中する
仕事で一番大切なのは業務を覚えることです。転職者には、即戦力とまではいかなくても、早い段階で仕事をこなしてくれることが求められています。
そして、職場での人間関係を築くうえで一番効率的なのは『業務上の問題を共有する』ということです。業務を覚えていないうちは『業務上の問題を共有する』ことはできません。仕事を覚えていないのはあなたの問題で、相手の問題ではないからです。
仕事を覚えて、職場の人に『戦力』と認めてもらうことからはじめましょう。そこから人間関係ができて、職場に馴染むことが出来ます。
どうしても仕事が覚えられない方は、下で「仕事が覚えられないと困っている人の4つの共通点」を紹介してますのでチェックしてください。
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仕事が覚えられないと困っている人の4つの共通点

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- 仕事が覚えられない
- いつもミスしてしまう
- 記憶力が悪い
このような悩みを持っていませんか?いつも注意ばかりされていたら、「私は仕事ができない」と思ってしまいますよね。
しかし、仕事でミスする人は能力がないわけではありません。もしかしたら単純な記憶力は少し劣っているかもしれませんが、問題はそこではないです。
仕事ができる人は当たり前にやっていることをさぼっていることで、ミスを繰り返したり、新しいことに挑戦する勇気を無くしている方が多いです。
仕事ができないと、職場に馴染むことはかなり難しくなります。周りの人はフォローすることでストレスがたまるので当然のことですね。
仕事が覚えられないと困っている人の4つの共通点を解消することで、人並みの仕事は必ずできるようになります。
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教えてもらったことをメモしない
メモをすることは社会人の基本です。
人間は短期記憶に弱いことがほとんどです。理由は、もともと狩猟民族ということにあります。短期記憶が良いと、狩猟をしている時に頭の中にある事が気になって、命を落としてしまうかもしれない。そのことから、進化の一つとして短期記憶が弱くなったと言われています。
小さなポイントやコツを教えてもらって、「これくらいなら忘れるわけない」とメモをしないで忘れてしまう。そして、聞いた記憶はあるから聞き直せない、もしくは聞いたことを忘れて同じことを聞いてしまい注意されるのです。
また、話していることをメモすることで、相手はあなたの中の『やる気』を感じてくれることも忘れてはいけません。コミュニケーションが苦手な人は『やる気』を見せるのが得意ではありません。それならどんなことでもメモをする癖をつけてあなたの『やる気』を見せるツールにしましょう。
たまに、「何をメモすればいいか分からない」という方がいますが、『仕事に関することは全てメモする』という姿勢でいれば間違いありません。
メモを見返さないで同じミスをする
- 同じミスをする
- 何度も同じことを聞いてくる
こんな方は真っ先に仕事ができないという烙印を押されてしまいます。
分からないことがあったら周りに聞くことが一番早いのは確かです。ただ、周りの方も仕事をしていることを忘れていませんか?
質問をして、回答をもらうまで合わせて15秒だとしても、答えてくれた人の集中力を奪っています。それが一度答えたことなら、相手はストレスを感じることでしょう。
デスクワークであれば、
- 目に入るところにメモを貼っておく
- 仕事を進めるごとに正しいかチェックする
ということを習慣づけましょう。
複雑な業務の場合に私がやっていたのは、まず写真を撮らせてもらってプリントアウトします。プリントアウトした紙を手順通りに並べ、注意点を書き込んで『My業務マニュアル』を作りました。そして、ミスをした部分には付箋を貼って、『どんなミスをしたのか』と『理由』を書き込んで覚えるようにしていました。
このやり方は、次の人に教えるときにも役に立つのでおすすめですよ。
仕事を覚えると、出来なかったころにどんなミスをして、どんな点に注意してたか忘れてしまいますから。
質問しない・勝手に判断して仕事を進めてしまう
分からなかったり、自信がないことは必ず確認することが大事です。勝手な判断で仕事を進めてミスをすると、周りに迷惑をかけることになります。
周りに聞きたくても仕事が忙しそうで話しかける隙が無いときもあるでしょう。そんな時は「○○さんすみません。質問がありますので、時間ができたら声をかけてもらってもよろしいですか?」と気を遣いながら予約しておきましょう。
相手は、『あなたにミスをされると自分も困る』と分かっているので、時間を作って教えてくれます。
その時は「○○さんありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えることと、メモすることを忘れないでくださいね。
相手がいつも嫌々教えてくれている場合は、あなたの中で「先輩だから教えるのが当たり前」という気持ちがあり、感謝の気持ちを伝えてないことが原因かもしれません。
失敗を怖がって新しい仕事に手を付けない
新しいことを始めるのはいつも勇気がいります。失敗して注意されるとストレスを感じることもあるでしょう。
しかし、実際に自分でやってみないと覚えることができません。目で見て覚えるなんて一部のエリートだけがやれることです。
自分でやってみて失敗しても、同じ失敗を繰り返さないように工夫することが大事です。そこで必要なのがメモすることと、メモを見返すことですね。
一度や二度失敗して注意されてココロが折れているようでは、『職場の戦力』になるのは難しいです。今は完璧にやっている先輩も、最初はミスをしています。それを乗り越えたから出来るようになったんです。
新しい仕事をすることで、今まであなたがやっていた仕事への知識が深まることもあります。知識が深まることで「もっとこうしたほうがいいかもしれない」と考えることが出来て『業務上の問題』を周りの方と共有することにも繋がります。
職場で上手くやっている人が気を付けている3つのポイント

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圧倒的な仕事量をこなし、誰よりも成果を出している方には関係ないですが、そうでない方が職場に馴染むためには、言い方が悪いですが『上手くやる』必要があります。
あなたが居心地のいい職場をつくるためには、まず『周りの人を気持ちよくさせる』そんな存在になりましょう。
ただ、注意してほしいのが『仕事をある程度覚えて少し余裕が出来てから』やるということです。仕事ができてないうちにやってしまうと、『その前に覚えることがあるでしょう。」という目で見られるかもしれません。
「そんなに器用にできない」と思われるかもしれませんが、実は職場で上手くやっている人とやれない人の違いは、3つのポイントを意識しているかどうかの違いでしかないのです。
周囲に気を配る
周りに気を配ってくれる人と一緒にいるのは気持ちいいです。ただ、自分がやるとなると意識しないと難しいです。
たとえば、小さなことに気づいたときに声をかけられるかどうかです。AさんがBさんの体調を気遣っていたのを見たとします。そこでAさんに「優しいですね。」と一言かけるのが職場で上手くやっている人です。
「優しい人だな」と心の中で思っていても、「自分には直接関係ないからわたしが言うことじゃない」と、声をかけないのはチャンスをひとつ逃したようなものです。
仕事のことに気を配るのはもちろんですが、小さなことにも声をかけて『気づいてますよ』と伝えることで、信頼を積み重ねていきましょう。
自発的に行動する
言われたことだけをやっている人は、一緒に仕事をしたい人とは思われません。仕事で出世しようと思ってない現状維持型の人は自発的に行動しない傾向があります。
このような「周りのことを考えない人」と一緒に仕事するのはあなたも嫌ですよね?自発的に行動しないということは、言われたことだけをやっている人と見られ、受け入れられないことが多いです。
やったことがないからと手を付けていなかった仕事にも、ドンドン挑戦していくことが大事です。人から言われる前に「こちらの仕事にも挑戦したいです」と伝えることが出来るかで周りの評価がまったく違うものになります。
ほかにも、同僚が優先順位の高い仕事がたまり困っていたら、あなたから「手伝いますよ。」と声をかけることも自発的な行動と言えます。
断わられたとしても、声をかけることで相手の中に「この人は良い人だ」という思いが少しづつ蓄積されていきます。
キーマンを労う
職場のキーマンになる人は、人格はどうあれ仕事ができる人がほとんどです。
ここでいうキーマンは、職場で偉そうにしているけど仕事をしないお局様のような人の事ではありません。あなたの直属の業務を実際に取り仕切っている人のことです。
職場で上手くやっている人は労い方も違います。
- 「○○課長、すごいです。私にはできません。」
- 「○○課長、すごいです。普通はできません。」
上の二つの労いの正解は2.です。1.で○○課長は自分より立場が下の人と比べられています。しかし、2.で「普通は」と言うことで、○○課長は自分と対等、もしくは上の立場の人と比べてすごいと言われていると受け取るからです。
このように、相手がどう思うかを考えながら労うことで、キーマンの中であなたの存在感が増してくるのです。
やりすぎないで、分かりやすい成果や努力が見えたときに労いの気持ちを伝えてみましょう。
まとめ
新しい職場に馴染むために大事なのは
- 笑顔で挨拶
- 顔と苗字覚え、苗字で呼ぶこと
- 早く仕事を覚える
のたった3つだけです。当たり前のことばかりですが意識しないと難しいですよね。
「周りが話しかけてくれない」「みんなが声をかけてくれないからミスした」という受け身の姿勢は、言葉にださなくても職場の人は感じています。自分が変わるという意識を持ちましょう。
コミュニケーションが苦手な方も、自分から話題を振ろうなんて考えなくて大丈夫です。たくさん話す必要はなくて、周りへの感謝や労いを一言伝えることが大事です。たった一言を繰り返していけば、必ずあなたの個性を受け入れてくれますから。
仕事を覚えて職場に馴染むために、当たり前のことを積み重ねていきましょう。