「自分だけ雑談の輪に入れない」
「飲み会にも誘ってもらえない」
そんなことが日常茶飯事だと、職場に行くの嫌になりますよね。「何で私が」「どうして自分だけが」こんな考えが頭の中でグルグル渦巻いていると思います。
ただ、考え方を変えるだけで「孤独感を解消」している方はたくさんいます。孤独をうまく利用して「周りから一歩抜き出る」方も少なくありません。
業務に支障がない程度の孤立なら「ラッキー」と言えるでしょう。職場の人と群れていて「明日の自分のためになること」はありますか?
群れている人たちは、『お互いで承認欲求を満たしあい』『努力しなくても同じ毎日がずっと続く』と考えている方が多いです。AI(人工知能)が普及し始めている現在、そんな考え方で会社に必要な人材になれるでしょうか。
会社で孤立している人ってどんな人?

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会社で孤立している人は『周りを不愉快』にする言動をしていることが多いです。今までの習慣から、あなたにとっては当たり前にやっていることが、周りにストレスを感じさせる。
また、周りにストレスを感じさせる原因を理解しているけど、「なかなか直せない」「無意識にやってしまって後悔」している方もいます。
「注意して嫌な気持ちになるくらいなら関わらないでいよう」という職場の人の考えから、あなたの孤立が始まっているのかもしれません。それであれば、あなたが努力すれば環境が変わる可能性が高いです。
コチラの「職場で孤立している7つの原因とすぐに抜けだす対処法」で具体的な原因をまとめてますので、「自分の何が悪いか分からない」という方は参考にしてください。
職場の孤独に負けない6つの考え方

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昇進を目指してみる
仕事が出来る人は1匹狼でいる方が多いです。そして、会社の幹部クラスの方も同様、必要以上の会話を控える傾向にあります。
それは、『無駄な時間』を嫌っているから。必要以上の会話は馴れ合いを生み、業務のレベルアップに繋がらないことを知っているから控えているのです。
昇進をモチベーションに、『あなたにしか出来ない業務』を任されるくらいに仕事に打ち込むと、孤立なんてまったく気にならなくなります。
会社の幹部の方は「同じ孤独を感じている者同士」あなたに共感を覚えるかもしれません。仕事熱心な人を見捨てる企業はないので、幹部クラスの相談相手を手に入れるチャンスでもあります。
また、孤立して仕事を進めているあなたは『一人で責任を負う覚悟』が少なからずあると思います。その覚悟がリーダーに必要なことを幹部の方は知ってますよ。
自己研鑽に集中する
総務省が発表している「人工知能(AI)の進化が雇用等に与える影響」から分かることは
- AIが単純作業を担っていく
- 人間の仕事がなくなるとは考えていない
- 人間が行う業務が変わってくる
- よって、人間は変化に対応する能力が求められる
ということです。これは世界中のあらゆる機関の発表と類似しているので、これからの世界の流れといっても過言ではないです。
そこで必要になってくるのが「自己研鑽」です。これからは、変化に対応「出来る」「出来ない」が収入に大きく影響を与えていくでしょう。
目標の立てやすい「資格取得」がオススメです。ここでポイントなのが、『人工知能に負けない資格である必要はない』ということです。
正直「どの分野なら長く役に立つか」は予想が難しいです。悩んで一歩踏み出せないくらいなら、興味があるものに一日でも早く挑戦しましょう。
また、「資格取得に挑戦する行動力」「資格試験に合格した成功体験」「資格試験に落ちたが諦めない粘り強さ」これらの経験が、変化に対応する能力に役立つのは間違いありません。
会社以外に自分の居場所を作る
孤独で悩んでいる人は「会社が自分の居場所」と考えている人です。1日の多くの時間を過ごしているので不思議なことではありません。
ただ、本当に会社という小さなコミュニティ以外に「あなたの居場所」を感じられないでしょうか。そんなはずはありません。学生時代より「行動範囲」も「選択肢」も広がっていることに気づいてないだけじゃありませんか?
- 習い事をはじめる
- 趣味が合うサークルに参加する
- ボランティア活動に参加する
職場での孤独感から上記のことを始めた方の感想は
- 「自分の居場所を見つけたことで、職場は仕事のためとあっさり割り切れた」
- 「職場という狭い世界の人間関係で悩んでいたことを実感した」
というものが多数でした。
「職場が自分の居場所だから人間関係を気にする」ということを理解すれば、外で自分の居場所を見つけるだけで、今のツラい気持ちから解放されるチャンスになりますよ。
人間関係で深入りせず無駄な時間を使わないで済む
職場で孤立していることのメリットは、無駄なことに時間を奪われないことでしょう。実はあなたから見ると職場に馴染んでいる人も
- 雑談に時間をとられて、自分の仕事が進まない
- お局様の太鼓持ちにうんざり
という思いをもっていることが多いです。
ただ、「目立ちたくない」「人と同じでいたい」という感情から、自分を騙して現状を受け入れています。
飲み会など社外活動へ参加しなくていいので、無駄なお金を使うこともありません。誰かの気分を良くするために、我慢しながら大事なお金を使うなんて馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
孤立していることは『自分の仕事に集中できる』『自分の成長に投資できる』絶好の機会。将来を見据えた『今』を過ごしましょう。
【嫌われても気にしない!】嫌われる勇気を持つ
孤立している自分を受け入れるために必要なのが「嫌われる勇気を持つ」ことです。孤立しているメリットの「時間を奪われない」ためにも必要なことです。
「雑用をすべて拒否」「同僚が仕事が溜まっている時に声をかけずに帰る」など、悪い人間になれという意味ではありません。
意識することは
「ぶれない自分をもって、正しい言動でいる」
ということです。
たとえば、孤立している人は雑用を押し付けられがちです。しかし、毎回あなたがやらないといけないことでしょうか?本来順番でやるべきことなら、しっかりと提案しましょう。
今まで職場での孤立がストレスの原因と思っていたが、『他の人がやるべきことは安易に受けない』ようにしたところ、だいぶ心が軽くなったという方もいます。
意見する勇気が必要ですが、あなたが「何で私が?」と感じていたストレスがなくなれば、孤独自体はたいした問題ではないかもしれません。
大事なものを守るために
家族や趣味のサークルなど「外に自分の居場所」を持っている方は、『大事なものを守るため』にモチベーションを保つことが出来ています。
「職場は友達を作るところじゃない」と考え『孤立職場』で戦っているひともたくさんいます。
そんな方々に共感が多かった言葉は
「給料は仕事の対価じゃない。我慢料なんだ。」
というものでした。
あなたも、「家族」「サークル」「自分の生活」「将来の夢」など大事なことを守るために働く場所という意識に変えると、今までの苦痛がスッと軽くなるかもしれません。
孤立しても嫌われないための2つの行動

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孤立している方は、職場の人と話すのが苦痛と感じているかもしれません。
しかし、周りから「関わらないでおこう」と思われているうちはいいですが、嫌われると『業務に支障』が出る恐れがあります。
仕事を円滑に進めるためにも「最低限の関係」は保つ必要があります。
挨拶はしっかりする
あなたの職場も「厳しい上司」が来たら変わるかもしれません。責任者が変わったとたん、ダラダラ仕事をしていた人たちが辞めていった。それによって「穏やかな気持ちで職場に行けるようになった」という方がいます。
その方も、「挨拶だけは大きな声でしっかりやっていた」というように、最低限のコミュニケーションをとることによって嫌われない状況を作っていました。
もし、この方が嫌われていたら、嫌な人たちが辞めた後も「穏やかな気持ちで出社」は出来ていなかったはずです。挨拶をしないことで『職場全体を拒否』することになり、その方も『職場全体から拒否』されていたからです。
挨拶も正しいことです。ぶれずに正しいことを続けるのは孤立を気にしないための第一歩ですよ。
業務連絡は簡潔に伝える
職場で孤立していると、コミュニケーションをとる機会が「挨拶」や「業務連絡」など限定されてきます。そこで嫌われないために大事になってくるのが『業務連絡は簡潔に伝える』ということです。
コミュニケーションがとれていない人の特徴として
- 情報が少なすぎて質問が必要になる
- 情報が多すぎて何を伝えたいのか分からない
このどちらかに該当していることが多いです。これはどちらの場合も、聞く側に「考える」必要があって、ストレスを与えることになります。人間関係が出来ていないのに「ストレスを与えてくる人」は『害』と感じる方もいます。
業務連絡を簡潔に伝えるコツは『書き出して整理』すること。
- 求められていることへの結果
- 理由や改善点
この2つを順番に一度書き出してから報告するだけです。
たとえば、今月の営業成績の進捗を報告する場合
現在、目標に対して70%の350万です。
(求められていることの結果)
残り10日で6件のアポイントがありますので必ず目標達成します。
(理由や改善点)
このように報告すると良いでしょう。
「求められていることへの結果」だけを伝えるのは、相手に「それでどうするの?」と質問させることになるので印象が悪くなる可能性もあります。
また、「理由や改善点」を先に伝えるのも良くありません。「え?知りたいのそこじゃないけど?」となりストレスを感じることも。
聞く側は「結論」を最初に聞くことで「理由や改善点」がスッと頭の中に入ってきます。
「理由や改善点」は状況によって、もっと詳しく説明する必要があると思いますが、「結論」→「理由」の順番で簡潔に伝えることで印象を良くしましょう。
それでも馴染みたいときにやるべきこと

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「職場の孤独に負けない6つの考え方」を行動に移すことで『精神の安定』を手に入れた方はたくさんいます。逆に職場での孤独をずっと悩んいる方は『自ら行動してない』傾向にあります。
ただ、職種や職場の環境によっては「行動に移すのが難しい」「職場に馴染めないと仕事にならない」という場合もあると思います。
そんな時はコチラの「職場に馴染めない時に効果的な4つの解消法」に、「職場に馴染むために気を付けるべきポイント」をまとめてますので参考にしてください。
『職場でのぼっち』をただ悩んでいるだけで解決することは難しいでしょう。時間が解決してくれるとしても『年単位』の月日がかかることがほとんどです。
「前と変わった」「変わる努力」を目の当たりにすれば、あなたを認めてくれる人が必ず1人は現れるはずです。
人間関係を気にしない仕事への転職も視野に

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どうしても「職場は仕事をする場所」と割り切れなく、精神的苦痛が限界に近いなら転職を考えたほうがあなたのためです。また、今まで何度も『人間関係に問題』があった方は、人との関りが少ない仕事を選ぶことも考えましょう。
人間関係が少ない仕事は
- 研究室で研究補助
- 清掃員
- データ入力の派遣
- 工場のライン作業
- 警備員
- 大型トラック運転手
- 新聞配達
- 電気検針員
が挙げられます。業務の大半の時間が一人作業に没頭できる仕事です。ただ、大型トラックの運転手を除いて、「一人暮らしを維持できるレベル」の収入は難しい場合が多いです。
会社の規模では「100人以上の大規模な職場」か「3人程度の小さな会社」の方は人間関係に悩むことが少ない傾向にあります。
ただ、「3人程度の小さな会社」は人間関係がこじれると、今よりツライ状況になる可能性があることも覚えておいてください。
コチラの「【孤立職場からの転職方法】理想の転職に必要な今すぐやる3つのこと」に転職際の心構えとやるべきことをまとめてますので参考にしてください。
まとめ
あなたを孤立させている人たちは
「本当にあなたから合わせる価値がある人ですか?」
「馴染むことであなたの将来のプラスになりますか?」
もう一度よく考えてみてください。
自分のレベルアップに集中できる環境は、望んでもなかなか難しい『貴重な環境』なんです。
勇気を出して前に進むことで、これからの激変する労働環境に対応できる人材になりましょう。