孤独感を感じて辞めた体験談

職場での孤独で鬱になった3人の体験談から分かる「うつに気づいた理由」

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職場 孤独 うつ

「最近疲れがとれない」

職場で孤立して、家に帰ってからも仕事のことが頭に浮かんでくると、どうにも休んだ気持ちになれませんよね。でも、疲れが取れないと感じているのは「甘え」かもしれないと頑張ってしまう方がたくさんいます。

しかし、『うつ』と診断されて苦しんでいる方の多くが、頑張りすぎて心身の変化に気付くのが遅れた方です。頑張りすぎて「燃え尽き症候群」に陥ってから気づくのは遅いということです。

心身の変化に敏感で「うつかもしれない」と自分で感じている方は、早期に克服できる可能性が高いのも『うつ病』の特徴の一つ

この記事では、うつ病と診断されるまでとその後の体験談を紹介します。3人の体験談を参考にして、あなたもしくは周りの人で様子がおかしい人にあてはまらないか指標にしてください。

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【体験談】ある日突然自分の仕事に自信がなくなった

職場での孤立と実家の問題で精神が疲労

都内の企業で、事務部門の実務リーダーとして働いていました。私がリーダーになるころには、同期や年齢が近いスタッフは辞めていて、周りは歳が離れた人が多くなっていました。

若い子と年上の派遣さんが派閥を作り、今までにはなかった雰囲気です。どちらにも共通していたのが、「少しでも楽したい」ということで、言い訳を見つけては仕事を押し付けあっていました。

均等に振り分けていた仕事が、勝手にあっちこっちに行って「責任の所在が分からない状況」が頻発して、他の部署に迷惑をかけることも。

そんな中、今までは「嫁いでもいい」と言っていた両親が、結婚に現実味が出てくると「一人娘なんだから婿をとれ」と言い始めたのです。

彼も一人息子。仕事もプライベートもうまくいかなくなり、精神的疲労が急激に大きくなったのは言うまでもありません。

今まで当たり前にやっていた仕事が進められなくなる

プライベートも大問題でしたが、仕事が山積みでとにかくやるしかありませんでした。

「周りに任せてミスされるくらいなら、自分でやろう」

今考えると、この行動がうつの発症を加速させたと思います。みんなが定時で帰るところ毎日残業でした。

「なんで誰も手伝ってくれないの」
「なんで私だけ」
「なんでなんでなんで」

この時期は、頭の中を「なんで」が駆けめぐっていたことが印象的です。

半年くらい頑張ったある日、突然不安で仕事が進められなくなりました。

「入力間違ってるかも」「迷惑かけるかもしれない」「仕事ができないやつだって見られるかも」とにかく全てが不安で、何度も何度も確認しないと提出できなくなってしまいました。

仕事が遅いことで注意され、リーダーから降格するまではあっという間でした。

うつと診断され休みがちになり退職

朝、体が今まで感じたことない重さで起きあがることが出来ない。疲れがたまってることは感じていましたが、体が反応するのは突然でした。

それでも10分くらい経つと起き上がれたので、騙しだまし出勤する日々が、2か月ほど続きました。

ある日、出社しようと靴を履いたところで、涙が止まらず動けなくなり昼頃までうずくまってしまいました。会社から電話が来ましたが、怖くて出れず、「すみません。休みます」とメールするのが精いっぱい。

親に連絡して病院に連れて行ってもらい、うつ病と診断されました。

「うつ病」のことを職場に伝え、その後3か月は仕事を続けていました。

しかし「起きれない」「動けない」日があり、だんだん休みがちになり、「このままで悪くなる一方だから休職を」と先生にアドバイスされましたが、実家に帰り休養することに決め退職しました。

その後、投薬治療を2年続け、普通の生活には支障がないくらい回復しました。ただ、また仕事をすることを考えると怖くて前に進めません。

【体験談】うつ病からの職場復帰に成功

同僚と普通に話しできるものの孤独を感じる

当時32才で、責任ある仕事を任されるようになり、業務に対して積極的に取り組み始めた頃でした。

昇進したことで、今までよりも会議や上長との打ち合わせの機会が増え、同僚との距離を感じていました。

一緒に会社の文句を言いあっていたのに、上司になったことで「それまでと同じ関係ではいられない」とお互い感じていたからだと思います。

仕事の話をしていても、どこかよそよそしさを感じ、孤独感にさいなまれることも一度や二度ではありません。

それでも、残業がない日は同僚や部下と夜遅くまで飲み行くことも。「孤独だ」「孤独じゃない」この二つの感情に揺れ動きながらも、「人の上に立つのはこういうことなんだ」と自分に言い聞かせていました。

遅刻が増えて妻が違和感を感じ病院で診てもらう

孤独感を感じつつも、仕事自体は楽しく、意欲的に取り組んでいました。どれだけ残業してもやるべきことがでてきて、目が回るくらい忙しかったですが、それを苦痛と感じる暇がないくらい没頭していました。

そんな生活に慣れた頃、変化が始まりました。

「朝起きるのが辛い」
「疲れを一日中感じる」

「ふとした時にボーっとしてしまう」

しだいに仕事に取り組む意欲がなくなり、体が重くて会社を休みたい日もありましたが、みんなに迷惑かけるわけにいかないと、遅刻しながらも毎日出勤していました。

そんな生活が3週間過ぎた頃、妻に「ただの疲労とは思えない。一度病院で診てもらって」と言われ内科に行きました。内科の先生が親身に話を聞いてくれ、精神科をすすめられた結果、精神科の先生に「うつ病」と診断されました。

妻や会社の人に支えてもらい病気と向き合っていく

「抗うつ剤」「安定剤」「睡眠薬」を処方してもらい、経過観察をしながら、上司に「うつ病」のことを話し、仕事量を減らしてもらいました。

しかし、周りが頑張っているのをみて「自分だけさぼっていて申し訳ない」という思いが日に日に強くなり、先生と上司に相談して休職することを選びました。

休職中は、生活リズムを保つことを先生に指示されていたので、主夫として家事をしていました。妻も仕事をしていたので、「楽できる。ありがとう」と毎日言ってくれることが、心の支えになっていました。

休職から3か月後、医師と上司の相談のもと復職することになります。

もちろん最初は短時間勤務で、単純な作業だけ。ただ、周りから「助かる。ありがとう」と声をかけてもらえることで、以前のような申し訳ない気持ちになることが少なかったです。

徐々に勤務時間を延ばしていき、復職から2年たった頃には「うつ病」になる前と同じレベルの仕事が出来るようになりました。

妻の支えと、会社の理解のおかげで、今は薬に頼らず生活することができています。

【体験談】成績を求められる環境でのプレッシャーに負けてうつに

少人数の会社で怒鳴られる毎日

私は留学経験もあり、英語が活かせることを条件に就職活動をして勤務した会社が、とんでもないブラック企業でした。

輸入卸の小さな会社で、面接では事務と仕入の兼任ということでしたが、実際はデパートや小売店への飛び込み営業です。

ただ、英語を使って実際に仕入れをしたり、現地に飛んでいる社員もいて、成績を上げれば仕入れを担当できると言われ、辞めずに頑張ることにしました。

しかし、飛び込み営業をかける先はほとんど、先輩が回ったあとです。契約が取れないばかりか、「前も断っただろ。何考えてんだおたくの会社は!」と追い返されることもしょっちゅうでした。

契約をとれずに帰社すると、今度は上司や先輩に「さぼってたんだろ」「やる気あるのか」と怒鳴られる毎日でした。

朝になるのが不安で眠れなくなる

学生時代の友人に愚痴を聞いてもらうことで、どうにかバランスを保っていました。しかし、最初は親身に聞いてくれていた友人も「またその話か」と思っているように感じ、話すことが出来なくなってしまいました。

入社から半年が経ち、徐々に営業にも慣れてきて、ポツポツ契約が取れ始めましたが、今思うと、この頃から自分の感情がなくなってきていたと思います。

前までは、会社を出ると「やっと解放された」と思えていたのが、「また明日も来なきゃいけないのか」と苦痛を感じる毎日。そして、朝起きて出社することを考えると、不安で眠れなくなってしまいました。

それでもどうにか仕事に行っていましたが、しだいに食欲もなくなり、異変に気付いた姉に精神科クリニックに連れていかれました。

「うつ病」と告げられ、「これで仕事に行かなくて済む」と、ほっとして涙が止まりませんでした。

退職してもやる気が起きず自殺未遂をおこすことも

私も会社も休職という選択肢はなく、退職したのは入社してから9か月目で、ちょうど年末でした。

テレビをつけると、みんな年明けに向けてちょっと浮かれ気分で、とても見ていられません。仕事を辞めればすぐ良くなるだろうと思っていましたが、より憂鬱になって何もする気が起きませんでした。

何もできないことが悔しくなり、頭の中は自分を責める言葉で溢れていました。抗うつ薬を飲むと少しマシになりましたが、起き上がることができなくなり、それが嫌で飲むことをやめていました。

ある日、母の「いつもパジャマでいないで着替えたら?」という何気ない一言でプチンと何かが切れ、部屋の窓から飛び降りて死のうとしてしまいした。

その後も何度か自殺未遂があり、先生と両親が相談して入院することに。4か月の入院生活でしたが、同じ病気で辛い思いをしている仲間がいるのが知れたことで、回復に向かっていったと思います。

うつと診断されて2年たち、現在は週1日のアルバイトをはじめたところです。

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うつ病の症状を理解し早期発見が重要

うつ病の主な症状

うつ病の症状は、「心の症状」と「体の症状」の2種類があります。

健康な状態でも起こることのある症状が多いことから、「うつが原因だ」とはなりにくいものです。人それぞれの感覚的なことなので、正常と異常の境目があいまいで、「そのうち良くなる」「気のせい」と軽く考えがちです。

これから紹介する主な症状のうち、「心の症状」「体の症状」から複数当てはまる場合は、早めにクリニックで診てもらうことをお勧めします。

うつ病の時の体の主な症状

  • 眠れない
  • 夜中に何度も目を覚ます
  • 寝た気がしない
  • 身体がずっとだるい
  • 疲れがとれない
  • すぐに疲れる
  • 食欲なくなる
  • 何を食べても味を感じない
  • 過食になり、体重の増加
  • 頭にモヤがかかったようになりスッキリしない
  • 関節が痛む
  • 便秘になる
  • 動悸がはげしくなり息苦しい
  • ふいに汗がふきだす

うつ病のときの心の主な症状

  • 「テレビを見る」「スマホを見る」など、今まで普通にやっていたことに興味がなくなる
  • 服装や身だしなみが適当になる
  • 理由のない不安を感じる
  • 友人や家族との会話がつまらなく感じる
  • 集中が続かない
  • 人と話していてもボーっとしてしまって、何度も聞き返さないと理解できない
  • 憂鬱な気分が長く続く
  • 意味もなく悲しい気持ちになる
  • 自己否定感が強くなる

うつ病の早期発見が大事なわけ

うつ病は放置していても治る病気ではありません。また、他の病気と同じように「治療しないと悪化する」という性質をもっています。

悪化すると治療をはじめてもなかなか効果が出ないことがほとんどです。そのため、治療期間が長くなり、一般生活からのブランクが出来てしまいます。

そして、うつ病の一番怖いところが、自殺願望が生じる可能性があるということです。それまでは自殺を考えたことがなかったのに、突発的に行動に移すケースもあるので、うつ病は本当に早期発見が大事です。

早期発見の目安として、うつ病の方の8~9割は体の不調を先に感じるという報告から、「快眠」「快食」「快便」をバロメーターにしてみてください。

もし、職場での孤独などストレスを強く感じる状況で、今まで「快眠」「快食」「快便」だったのに、「不眠」「食欲不振」「便秘」のどれか1つでも2週間たっても改善されないようなら、こころの病院で診察してもらいましょう。

仕事をしながらうつを克服するために必要なこと

うつ病を仕事をしながら克服するために一番重要なのは、「理解者を作る」ということです。

うつは症状の起伏があり、状態が悪くなった時にココロと身体を休ませないと、回復につなげるのは難しい病気です。そのため、理解者を作り信頼関係を築けているかで、「休む」「遅刻する」という行為に対するあなたの心の負担が大きく変わってきます。

ただ、職場で孤立しているのであれば「理解者を作る」のは難しいかもしれません。

職場に理解者を作れない時にやるべきことは3つ。

  • 『今』に集中する。

    不安や後悔を感じながら過ごしてしまいがちなため、負の感情に囚われないように、今やることにだけ集中するように意識してください。

  • 軽い運動を心がける

    軽い運動が「うつ病」に効果があるという論文がたくさん発表されています。10~30分のウォーキングなど軽い運動をして、脳に良い刺激を与えてみましょう。

  • 調子が悪いときは休む勇気をもつ

    「うつ病」は無理をすればするほど悪化してしまいます。限界まで頑張ってはダメです。「あとちょっとなら頑張れる」このくらいの時に休むように心がけないと、調子を崩して後悔することになるでしょう。

うつ病はとにかく悪化させないことが大事。上記の取り組みで改善しない場合は、一刻も早く「休職」「退職」を考えるべきです。重度のうつ病になると、10年以上苦しんでいる方もいる、軽く考えてはいけない病気です。

まとめ

職場での孤独と「うつ」は密接に関係しています。

  • 真面目で几帳面
  • 仕事熱心で完璧主義
  • 社交的で気分の浮き沈みある

上記の3つタイプの人はうつ病になりやすいので要注意です。

今回体験談をいただいた方も、早期に発見できていれば何年も治療に費やす必要はありませんでした。頑張りすぎが仇となって、苦しむなんて寂しいことですよね。

うつの初期症状が体に出やすいことから、内科に行ってしまいがちですが、うつの症状に似ているならメンタルクリニックにも合わせて相談してください。

日本人の13人に1人が、生涯にうつ病を発症すると言われています。「うつ」は恥ずかしい病気でも、甘えからくる病気でもありません。少しでも違和感があったら病院に行って早期発見に努めましょう。

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